表紙

富山を考えるヒント
―総目次―

は、補足説明

はじめに―夢の転換―

第1章 地域を捉える―豊かさの課題―
 第1項 地域を知る―特徴ある指標の抽出―
     豊かさ指標詳述
      (国民生活指標、法政大学ランキング、47都道府県幸福度ランキング、
      全都市住みよさランキング、アンケートによる幸福度ランキング)
 第2項 地域を語る ―構造の分析と描写―
    (地域構造の抽出と位置づけ、地域の物語)
     地域を捉えるいろいろな手法
      (KJ法、相関分析、県民性、県のイメージ)
     北陸の豊かさの背景―豊かさの軸試論―
      (豊かさの交差点、日本海沿岸文化圏の豊かさの由来、
      中央経済圏との相乗効果による豊かさ)
 第3項 地域を考える ―予備的将来像―
    (歴史から考える、大転換を考える)
     近代化についての考察―豊かな地域の課題―

第2章 富山の舞台
 第1節 自然と生活の舞台
  第1項 地形―二極化した地形―
    (地形、標高)
  第2項 気候
   1.気候の現況―降水量が多く日照時間が少ない―
    (海流、平年値、通年変化)
   2.気候変化の兆し―進む富山の温暖化、降水量は方向不明―
    (年間値の変化、通年変化)
     地球温暖化解説
  第3項 生活の舞台―少ない自然―
    (平地に住む県民、居住空間の自然)
     植生自然度詳述―日常生活空間で少ない自然―

 第2節 人口動態の転換
  第1項 富山人の由来―富山県人は弥生人系(下戸が多い)―
  第2項 人口総数―国勢調査―
    (富山県人口規模、富山県人口変動、市町村人口の変動)
  第3項 年齢構成―特に多い団塊の世代―
    (人口ピラミッド、年齢階層別人口、年齢階層別人口の推移、市町村人口の年齢分布)
     高齢者の活力―健康で非労働力の高齢人口―
     従属人口指数─働く人5人に年少・高齢者4人─
  第4項 人口変動―年々の減少幅の拡大―
    (総人口の変動、人口変動要因別検討)
     人口推計の錯誤―県推計人口と国勢調査人口の乖離―
     これまでの各都道府県の人口減少―富山県2017年でピーク比94%―
     全国人口の変動―減少に転じた日本の総人口―
  第5項 自然動態―人口減少の加速―
    (人口の年齢構成と増減動向、出生数、死亡数)
     結婚詳述―増加する未婚、非婚―
      (未婚率、非婚)
     離婚詳述─かなり低い離婚率─
     人工妊娠中絶詳述―低い人工妊娠中絶率―
     子育て環境についての意識―親より保育所の充実―
      (理想子ども数、職業と子ども、子育て環境)
     人口ウエーブ詳述―生成と消滅―
      (団塊の世代の形成、団塊ジュニア世代の形成、人口ウェーブの消失、高齢化の一層の進展)
  第6項 社会動態―増加する外国人―
    (性別年齢別社会移動率、外国人の移動、県境超え移動、県外から県内への移動、
    過去5年間の社会移動、社会移動の長期的推移)
     外国人の国際移動―人口増減に大きな影響―
     東京一極集中―再増加の動き―
     県内での一極集中―富山市に向かった人口の流れ―
      (市町村間移動、人口増減、年齢構成、将来人口)
     国勢調査の移動分析─少ない人口移動─
     過去の性別年齢別純移動の分析―パターン化した大きな移動―
  第7項 将来人口―4割に近付く高齢化比率―
    (総人口、年齢構成)
     人口推計モデル―地域人口の推計―
      (推計の基本、地域規模による事情変更の加味)
     富山県民総合計画での人口推計(1981年)─県人口は30年前の人口予測と一致─
     過去の国による人口予測―偏った予測―
     地方創生での人口ビジョン―経済社会の転換の回避―
  第8項 外国人――急増する東・東南・南アジアの人々――
    (外国人の受入れ制度の推移、富山県での推移、都道府県比較、市町村比較)
     日本語指導が必要な児童生徒の状況―懸念される対応―
      (総人数、国籍)

 第3節 経済構造の変革
  第1項 所得勘定の枠組み
    (所得統計の循環構造、生産勘定の枠組み、分配所得の枠組み、可処分所得と支出の枠組み)
  第2項 部門別所得循環
    (生産の概念、家計の所得循環、企業の所得循環、政府の所得循環)
  第3項 富山県の位置―大きい県民所得―
    (一人当たり県民所得、所得配分、産業構成)
     都道府県順位―一人当たり県民所得の推移―
  第4項 近年の動向
    (生産、分配、支出)
  第5項 富山県の財政運営―県債残高は年間予算の2.5倍―
    (2018年度当初予算、歳出の特徴、財政状況の推移、公債の評価)
     国・地方間の財政資金の流れ―歪みを生み出すメカニズム―

 第4節 国際社会の中で―狭くなる地球―
  第1項 地球は満員―発展途上国の経済成長と地球的限界―
    (人口、GDP、一人当たりGDP、CO2排出量、食糧(カロリー)摂取量、生活用水消費量)
     地球平均気温の推移―地球温暖化ガス排出は1/10に―
     我が国の食料自給率の推移―一層の低下が懸念される自給率―
     (我が国の食料自給率、都道府県の食料自給率)
  第2項 我が国の貿易の変化─'10年代後半は横ばい─
    (総額、国別)
     対中国貿易の推移(全国)―1990年代から急増、2010年代に横這いへ―

 第5節 富山小史―高度成長期後の富山の経緯―
    (我が国の動き、産業の展開、生活の変化、各種基盤施設の整備)

 第6節 舞台の転換
    (気候変動での災害抑制、人口減少の受入れ、経済活動の再考、国際社会での見識ある行動)

第3章 モノづくり指向の産業
 第1節 主要業種概観
  第1項 産業の構成
   1.付加価値から見た産業構造―モノ造りに特化した産業―
    (業種別付加価値額、モノ造り型構成、就業者当たり付加価値額)
   2.事業所・従業者から見た産業構造―事業所数で卸小売業、従業者数で製造業が最多―
    (業種構成、事業所の従業者規模、業種特化度(全国比))
  第2項 第1次産業
   1.農業―稲作特化兼業農業からの脱皮が課題―
    (経済活動としての規模、水田稲作特化、農業経営体、集落営農の展開、極めて少ない畜産、
     第6次産業化の可能性、漸減する耕地面積)
   2.漁業・林業―高齢化し限られた就業者―
    (林業、漁業)
  第3項 第2次産業
   1.建設業―需要漸減の中での新たな展開―
    (建設業の規模、激減してきた建設事業、建設業の内訳)
   2.製造業―地域企業が活躍するモノづくり―
    (業種構造、個別業種概観、短期的景気変動、長期的構造変化、工場立地、工業用水)
     医薬品生産の推移―ジェネリックの展開―
  第4項 第3次産業
   1.エネルギー・情報通信―活躍する地域企業―
    (エネルギー産業、情報通信業)
   2.卸小売業―同時に進む規模縮小と業態化―
    (経済的規模、規模の縮小、小売業の業態化、富山県内の商圏)
   3.サービス(総括)―拡大する高齢者産業―
   4.飲食―かなり少ない飲食店―
    (店舗数・規模、雇用)
   5.観光業―伸び悩む宿泊者―
    (県内入込の推移、宿泊者数、宿泊者数の推移、宿泊施設、飛行機の利用)
   6.その他―求められる企業経営的視点―
    (教育学習、医療、福祉)

 第2節 経済変動
  第1項 景気動向
   1.長期的経済変動―段階的に低下してきた成長率―
     (高度成長期、安定成長期、バブル経済崩壊以降、新しい経済システムの構想)
   2.短期経済動向―景気の陰りがはっきりしてきた2019年―
     (総括・経緯、生産、分配、支出、在庫循環)
   3.業種動向―太宗は横這い、限られた業種に活気(2019年末)―
  第2項 産業構造の変化―サービス経済化は一段落―
     (生産額、事業所、就業者)
  第3項 国際化―積極的な海外進出―
     (進出企業、進出時期、進出国、進出業種、進出の狙い)
     進出企業の例

 第3節 事業所
  第1項 事業所の特性―県民サービスは小規模多数の事業所―
    (業種別事業所、従業者規模別事業所分布、資本金階級別事業所分布)
     業種中分類詳述―小規模な数多くの事業所―
  第2項 事業所の新設・廃止―多い長期継続の事業所─
    (事業所数の増減、事業所の新設・廃止、開設時期別事業所の分布)
     2014年センサスでの説明―減少する事業所数―
  第3項 価値ある事業経営―広義の社会的責任―
     企業の行動規範

 第4節 就業環境
  第1項 労働力人口―さらに浅くなるM字カーブの窪み―
    (労働力年齢人口、女の労働状況、男の労働状況)
     共働きに関する意識―女性も職業を持つのは当たり前―
  第2項 就業機会
   1.産業構造・職業構造――多いモノづくり従事者―
    (産業構造、職業構造、産業と職業の繋がり)
     就業構造による地域分析(多変量分析)−モノづくり県富山−
     経済センサスによる詳述―製造業の卓越―
   2.就業機会の変化―サービス経済化の中で急変―
    (就業者総数の変化、産業別変化、職業別変化、産業別・職業別変化)
     経済センサスによる説明―医療・福祉の急増―
     就業構造基本調査による説明―シンボリックアナリストの増加―
  第3項 雇用条件
   1.雇用の動向─相対的に低い失業率─
    (失業、労働時間、転職 )
     高齢者の雇用継続―次第に拡大―
     進む高齢者の雇用継続
   2.雇用形態―高い正規雇用比率―
    (高い正社員比率、高い正社員比率の要因、非正社員化の推移)
     国勢調査での非正規雇用比率―全国2番目の低さ―
     低い離職率―少ない宿泊飲食が寄与―
   3.賃金水準―大きい賃金格差―
    (富山県・性年齢別、都道府県・性年齢別、経年変化、企業規模、業種、短時間労働、
     毎月勤労統計・現金給与総額)
  第4項 働く力―変化する社会に対応する労働―
    (弾力的能力の涵養、地場企業が連携した支援)

 第5節 21世紀産業の構想―繋がりあう産業活動―
  第1項 グローバル社会で生きる産業の形成―地域企業の相互連携による産業クラスターの形成―
    (産業クラスター概説、医薬品関連産業クラスター、住宅関連産業クラスター、
     国の政策フレームに基づくクラスター計画)
     増加する医薬品生産―産業クラスターとしての発展―
     活躍するハウスビルダー―連携する多くの地場企業―
  第2項 地域生活を支える産業の形成―新たな社会の要請に応える事業の展開―
    (中心商店街の再生、日常生活支援産業の形成、変革の試行錯誤がなされている分野)
     介護産業コンプレックス―富山型福祉の新展開―
     コミュニティ型コンビニ―生活拠点ビジネス群―
  第3項 既存産業の主体的変革―産業保護政策の転換―
    (農業の成長産業化、建設業等の新展開、銀行・電力)
     経済政策の在り方―分け合うことはできるか―
  第4項 新時代への産業転換―危機への対応―
    (企業目的の再確認、働き方改革、重点産業への資金循環、地球温暖化対応)

第4章 堅実な生活
 第1節 絆の強い社会
  第1項 大きな世帯
   1.世帯規模―残る多世代家族―
    (世帯規模、ライフサイクルと世帯類型)
     世帯規模の大きな要因―少ない社会移動―
     同居意識―家族と仲よく暮らしたい―
   2.世帯の縮小―多世代家族の解消―
    (世帯規模の縮小、規模構成の変化、世帯数の変化)
     ライフサイクルの移行に伴う世帯類型の変化
     世帯数の将来予測―予想を超える世帯の縮小・世帯数は減少局面に―
  第2項 豊かな世帯所得
   1.世帯所得―相対的に低下する富山の家計所得―
    (富山市の家計の諸指標、大きな実収入、近年の相対的位置の低下の収入項目別検討)
     公的年金加入状況―際立つ雇用者保険への加入―
   2.所得の平準度―高い平準度―
    (就業構造基本調査によるジニ係数試算、家計調査での所得分布)
     ジニ係数と貧困率解説
   3.世帯資産―豊かで堅実な世帯―
    (総資産と純資産、資産の内訳)
  第3項 豊かな消費生活
   1.消費支出―エネルギー多消費型生活―
    (消費性向、消費の特徴、食料費、住居費、光熱水道費、自動車関係費、
     教育・教養娯楽費、その他の消費支出)
     消費者物価地域差指数―上昇趨勢の懸念―
     富山市の飲食品への消費支出―多い鮮魚介と惣菜―
     近年の富山市の消費支出の変化―引き締めから横這いの支出―
   2.耐久消費財普及率――物持ちの富山県―
    (普及率、保有数量、普及の推移、心の豊かさ物の豊かさ)
     多変量分析―「空間的ゆとり・経済的ゆとり」が耐久消費財普及率の主因子―
  第4項 強い繋がりの地域社会
   1.地域社会の紐帯―残る強い繋がり―
    (他人と同じことをする、助け合う、和を乱さない、これまでの行動を変えない、相互に監視する)
     地域社会の捉え方―社会類型論―
     国民年金保険保険料納付率─経済状況より安定した生活が関係─
     ジェンダーギャップ
   2.地域社会の変化―縮小する組織―
    (世帯の縮小、地域社会組織の縮小、町内会、NPO等)

 第2節 安心した暮らし
  第1項 自立した暮らし―極めて低い生活保護率―
    (低い生活保護率、低い貧困率、民生委員の活動)
     生活保護率の決定要因―生活相互支援と経済環境―
     年齢階層別生活保護率―極めて低い若年層生活保護率─
     生活保護の捕捉率―6.5%の捕捉率―
     生活保護を考える―社会的支援の下での自律した個人―
     生活保護率の決定要因―生活相互支援と経済環境―
  第2項 高齢者の暮らし
   1.高齢者の世帯―施設依存度は全国並み―
     (所属、同居世帯、施設)
   2.高齢者の施設―急変する施設構成―
     (施設の推移、特養入所待機者)
   3.社会保険―大きな公的年金―
     (年金保険、医療保険、介護保険)
     第7期富山市介護保険料―据置きで6300円―
  第3項 介護保険
   1.介護サービス─高い介護度認定、施設利用への特化─
     (要介護度の認定率、介護サービスの種類と費用額、
      要介護度別利用介護サービスの構成、利用介護サービスの構成の都道府県比較
     サービス受給者延べ数の構成―療養施設サービスへの偏り―
   2.制度の変革─抑制される施設サービス─
     (介護保険給付額の構成の変化、新たな介護保険体勢の模索)
  第4項 保育所入所待機児童―女性就労の必要条件―
  第5項 福祉総括
   1.生活の不安―小康状態だが続く基盤崩壊―
     (生活保護、雇用、家庭、学校、治安、都市、崩壊し続ける生活基盤)
    ホームレス―富山では個人問題―
   2.新たな方向―ベーシックサービスの公的提供―
     (ライフステージの支え、安定した生活の支え、包括的な支え、財源の確保)

 第3節 健やかな暮らし
  第1項 健康状態―健康意識は低いが体調は良好―
    (健康検診の受診 、健康行動の実践、健康状況 、診療、診療(患者調査)、在院日数)
  第2項 医療
   1.医療環境―病床数が要―
    (各種医療関係諸指標、医療関係諸指標の相関、人口当たり病床数、
     人口当たり医療費、人口当たり歯科医療費 )
     後期高齢者医療事業の診療費―少ない外来診療―
   2.医療の変化―医療費の抑制―
    (医療費の推移、病床数の推移、医師数の推移、入院受診率 )
  第3項 人口動態
   1.死因―やや鈍い死亡率の低下―
    (粗死亡率、年齢調整死亡率、年齢調整死亡率の変化)
     粗死亡率と年齢調整死亡率―高齢化の割には低めの死亡率―
     死亡率低下の趨勢―若年層で若干の弱まり(全国)―
     死因別年齢調整死亡率―著しい低下―
     がんによる死亡率の推移―高齢化による死亡率の増加―
   2.平均寿命―全国平均を下回った男の平均寿命―
    (平均寿命、平均寿命の推移、死因と平均寿命)
     がん検診受診率と死亡率─都道府県統計には相関がない─
     健康寿命―相対的に短い不健康期間―

 第4節 学び続ける暮らし
  第1項 教え育てる
   1.児童・生徒数―順次減少していく児童・生徒数―
    (児童生徒数の推移、教員当たり児童生徒数の推移、教員の年齢構成)
     校長等の女性比率―極めて多い校長・教頭先生―
   2.学力―高い偏差値―
    (小中学校での学力、高校生の英語力、教員の英語力)
   3.体力・体位―概ね良好―
    (身長体重、肥満弱視、小学生体力、中学生体力)
   4.子どもの課題―2018年度に各種問題の急増―
    (不登校、いじめ、暴力、給食費)
     20世末の長期欠席児童・生徒の変化―不登校の急増―
   5.地域と学校の協働―極めて低い学校運営への住民参加―
    (学校評議員制度、学校運営協議会、学校支援地域本部、地域学校協働本部
     学校運営協議会設置の努力義務化)
  第2項 学び問う
   1.進路―大学等進学率の頭打ち―
    (進路の変化、進路の構成)
   2.地域の力―収容力率約1/2の大学定員―
  第3項 学び続ける―かなり少ない中年者の学習―
    (学習行動者率、学習内容)

 第5節 価値ある暮らし
  第1項 文化
   1.文化活動―'90年代に活動が低下―
    (趣味活動行動者率、活動種目、文化施設)
     趣味行動者率の種目別詳細
   2.文化財―相対的に少ない文化財―
   第2項 スポーツ―若年層で漸減する活動人口―
    (スポーツ行動者率、スポーツ種目、スポーツ施設)
     スポーツ行動者率の詳細

 第6節 新たな生活習慣
  第1項 県民生活
   1.生活時間―有効活用ができていないゆとり時間―
     (男女比較、全国比較、ライフステージ比較、起床就寝時刻)
   2.生活行動―活動は回復気味だが未だゆとりなし―
     (富山県民の各種活動行動者率の変化、趣味行動者率、スポーツ行動者率、学習行動者率、
      ボランティア行動者率、旅行行動者率)
  第2項 県民意識(県民性)―保守的というより功利的―
     (NHK調査、伝統意識、社会意識等、新たな解釈)
     内閣府「国民生活に関する世論調査」―地域統計としての限界―
     男女平等に関する意識
     県議会議員の構成―保守党比率80%―
     NHK調査新旧比較
  第3項 新たな活動
   1.ボランタリィな活動―地縁でのボランティア活動に参加―
      (行動者率、行動者率の変化、年齢階層別行動者率、行動日数、行動者率と行動日数の関係)
   2.NPO―伸び悩む承認数―
      (承認法人数、活動分野)
     各都道府県の社会資本―相関のない2度の試算結果―
     子ども食堂の充足率―少ない子ども食堂―
     孤立無業者─富山県に9,800人─
   第4項コミュニティシップ
   1.コミュニティシップ―繋がりの契機―
      (多様な繋がりの契機、地域情報の入手)
     コミュニティシップ
     各種活動組織・支援組織一覧
   2.地域づくりへの協働―鈍い動き―

第5章 ゆとりある郷土
 第1節 都市集中と過疎化
  第1項 都市化度―分散居住―
    (DID人口比率、DID人口密度、DID人口比率と密度の相関)
  第2項 都市の空洞化―都市の周辺部で人口増加―
    (発散する都市、分散居住の課題)
     富山市の空洞化―校下で異なる人口動態―
     高齢化する団地人口―古い住宅団地の崩壊―
     コンパクトシティ考
  第3項 過疎化の進行―進む人口減少―
    (過疎法と過疎地域人口、過疎地域の人口減少、過疎地域人口の年齢構成、過疎地域の産業)
     無医地区等調査―富山県では比較的多い?―

 第2節 居住環境
  第1項 住宅
   1.住宅現況―空き家の増加―
    (持家率、面積、築年、空家)
     住宅の広さの考察―過大に向かう富山県の住宅―
     (面積充足度分布、世帯規模別面積充足度、住宅面積充足度の算出方法)
     空き家考―住宅再生―
   2.住宅建設―住宅投資の終焉―
    (建築戸数の推移、住宅取得のタイミング、貸家建築の増加、戸当たり面積)
   3.住宅設備―進まない整備の高度化―
    (バリアフリー化、省エネ化、耐震化、リフォーム工事)
  第2項 給排施設
   1.水道・ガス―低い水道普及率―
    (水道、都市ガス)
   2.汚水処理―高い下水道普及率―
    (汚水処理、処理方法、処理方法の選択)
   3.廃棄物処理―横這い・増加気味の排出量―
    (排出量、リサイクル、最終処分)
  第3項 利用施設
   1.各種利便施設―近い施設と遠い施設に二分―
    (身近に立地している施設、都市部に立地している施設)
   2.都市公園―数多い公園、広い公園―
    (総面積、種類別面積)

 第3節 交通
  第1項 交通環境の変化―求められる新たな交通体系の整備―
    (域内交通、域外交通)
  第2項 充実した道路網―道路整備の方向転換―
    (道路整備率、道路建設、自動車道の整備、道路整備に関する総合的な検討)
     自動車保有の状況―間もなく頭打ちから減少へ―
     道路満足度調査(2002年)―相対的に高い道路への満足度―
  第3項 鉄道・バス―新たな転換期へ─
    (鉄道網、乗車人員数の推移、バリアフリー化)
  第4項 空港―大幅に減少した富山空港乗降客数―
    (乗降客数の推移、国内各空港の状況、富山空港の経営状況、地球温暖化と航空)
     航空の在り方再検討
      (空のモーダルシフト、公共投資と利用者負担)
  第5項 港湾―変動が大きい港湾貨物―
    (輸出金額、輸入金額、重量ベース取扱量、港湾の概要、貿易統計の入手方法)
     新湊大橋の通行料仮試算─700円必要─

 第4節 情報・通信
  第1項 機器の整備から活用へ―各人それぞれの立場での活用こそ大切―
    (総括、回線接続、機器保有、インターネット利用、学校教育)

 第5節 災害と安全
  第1項 人為災害
    1.火災―少ない火災―
    (発生件数、発生要因、死亡)
    2.犯罪―減少し続ける刑法犯―
    (刑法犯認知、刑法犯検挙、地検刑法犯被疑事件受理)
    3.交通事故―減少は限界か―
    (各都道府県の推移、富山県の推移、、一時停車率、高齢者の事故)
  第2項 自然災害
   1.災害の状況―都市開発型自然災害の増加―
    (罹災者数等の推移、人的被害、住宅被害、耕地被害、地震、被害総額)
     災害統計の地域間比較―困難な比較―
     (集計期間の選択、率(原単位)の選択、全国値との比較、都道府県順位、
      推移の多重折れ線グラフ、昇順配列多重折れ線グラフ)
     自然災害の変化―1990年代後半以降に再増加―
     内水災害の事例―都市型自然災害増加の懸念―
     プレートテクトニクス―地震の少ない富山―
   2.治水事業―変化するダム建設需要―
    (ダム、海岸、富山の水に関する研究の必要性)
  第3項 環境問題
   1.公害―少ない公害苦情―
    (苦情件数の推移、発生源の構成)
     大気汚染物質排出量
   2.温暖化―かなり多いCO2排出―
    (家庭の燃料消費、家計消費全体、電灯と自動車、CO2排出削減戦略)
     自動車の炭酸ガス排出量―通勤利用での排出量の試算―
     京都議定書
     再生可能エネルギー事業発電容量―少ない事業―
  第4項 救急対応―救急車には頼らない―
    (救急車の利用、生命保険の契約)

 第6節 21世紀の県土利用
  第1項 土地利用計画
   1.土地利用制度―秩序ある開発整備を求めた制度―
    (土地利用計画基本計画、都市計画、農業振興計画、森林計画、自然公園・自然環境保全)
   2.県土利用計画─開発事業指向の土地利用計画─
    (国土利用計画富山県計画、地目別面積の変化、耕地の減少)
 第2項 土地利用制度の運用
   1.都市形成―人口のスプロールを助長した都市計画―
    (土地利用計画が実現せず逆効果となるメカニズム、都市計画の区分と人口)
     土地利用制度の柔軟な運用の事例
     (正当な宅地開発、既存都市の外縁の開発、非線引き区域での開発、市街化調整区域内での開発)
     土地利用計画の遵守
     2016年の都市計画の大規模変更―市街化区域をどこまで増やすのか―
   2.農地転用―まだ、かなり大きい耕地の宅地化─
    ((1) 土地利用の変化 (2) 耕地面積の変化 (3) 転用許可)
   3.地価の動向―かなり安い地価―
    (地価水準、近年の変動)
     公示地価―進む県内一極集中―
    (地価変動の推移、都道府県比較、市町村比較)
 第3項 開発事業―激減してきた公共建設事業―
    (各国の行政投資の推移、富山県の行政投資の推移、個別事業別推移、個別事業の課題)
     行政投資額―全国平均に近づく行政投資―
     漂流社会富山―社会資本整備の意思決定―
 第4項 県土経営の転換
     (生活空間の再設計、耕地の保全・拡張、防災対応)

おわりに ―共に生活する富山社会の創生―
     大転換
     (大転換の必要性、必要な対応、新たな時代の目標、正しい行動)

地域プロジェクトの提案
はじめに
 暮らしやすい地域づくりとして
     開かれた生活宣言(繋がりの積み上げ)
     土地管理機構創設(持続可能な土地利用)
     産業クラスター形成(繋がりあう産業)
 国際社会の一員として
     温暖化ガス排出ゼロ宣言(持続可能な生き方)
     平和への努力(誇りある生き方)

参考 地域創りの理念
 第1節 価値観
  第1項 倫理
   1. 価値観と倫理
   2. 正義論
   3. 経済活動と倫理
  第2項 規範と行動
   1. 社会規範と行動
   2. 生き方の転換
  第3項 社会の構想
   1. 競争と優しさと
   2. 二軸への懐疑
   3. 差異と平等
  補足 拮抗する価値

 第2節 歴史認識
  第1項 歴史の流れと日本
   1. 近代化
   2. 情報文明論
   3. イエ社会
  第2項 歴史の転換点
   1. 定常社会へ
   2. 社会的ジレンマの発生と対応
  第3項 再帰的近代化
  補足 現代思想の系譜

 第3節 社会組織
  第1項 社会の理論
   1. 共同体の理論
   2. 地域社会の理論
  第2項 生活領域の取り戻し

 第4節 シナリオ作り
  第1項 目標の曖昧化
  第2項 計画の範囲
  第3項 総合化
   1. 包括的検討
   2. 複合的検討
  補足 総合社会政策

 第5節 合意形成
  第1項 合意形成制度の機能不全
   1. 議会と市場
   2. 漂流
  第2項 公共を論じる
  補足 合意形成の場

 第6節 分析技法 ―Excelによる作図―

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(Mar.29,2020Rev.)