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自然災害の変化
―1990年代後半以降に再増加―

 富山県の自然災害は、1970年代初めに一段落し、特に、1990年前後は殆どなくなっていた。
 しかし、1990年代後半に至って、再び災害に見舞われるようになっている。

 災害の再増加について、一般に豪雨等の異常気象の増加と見られているが、人災的な面も見逃せない。
 例えば、1998年の浸水は、富山市五福、向新庄については上流地域での農地の宅地化が進み雨水の流出が多くなったこと、あるいは魚津市布施川流域についてはかつての氾濫原とみられる地域に住宅地整備が進んだことがあげられよう。
 2012年の高岡市井口本江での浸水も南部での都市開発が影響していることは明らかであろう。しかし、専ら異常気象によるものとされ、このような報道は見かけなかった。


 2005年の住宅の損壊については、激しい気象の影響といえよう。


 近年、橋梁被害、堤防決壊は殆どなくなっているが、道路損壊はかなり起こっている。これは、防災施設の老朽化であろうか、あるいは新たな道路整備が脆弱なものとなっているのであろうか。


 ダムの建設については、民主党の事業仕訳で八ツ場ダムがヤリ玉に挙がったが、富山で建設が進められているダムについても、同様の危うさを持っている。ダム建築は一般に複数の目的を掲げているが上水や工業用水については、人口減少や工場の節水等で少なくとも富山では意味をなさなくなっている。また、治水目的については、小生が直接確認している訳でないが、かなり上乗せした基準が使われていると思われる。

(統計データ)

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(Jan.26,2022Rev.)