|
第4章 堅実な生活 第6節 開かれた生活習慣 第3項 新たな活動 1.ボランタリィな活動
|
|
(1) 行動者率総数 (2) 年齢階層別行動者率 (3) 形態別・種類別行動者率 |
ボランティア活動の行動者率は、1990年代以降、次第に低下している様子が見られた。
2021年のボランティア活動の行動者率は、全国の17.8%に対して、富山県は19.5%であった。これは都道府県の中で23番目と中程の位置にある。ちなみに2016年調査では7番目の高い位置にあった。
ちなみに、行動者率の各都道府県値の2016年と2021年との相関(r2)は、0.74となっている。標本数が少ない懸念もあるが、それなりの確かさはあると言えよう。
行動者率を年齢階層別にみると、若年層で少なく、壮年で多くなっている。また後期高齢者では再び少なくなっている。
年齢階層別に富山県を全国と比較すると、45歳-、55歳-層の壮年層で特に多くなっている。これはそれぞれ世帯の主役となり地域社会での責任を果たしているということであろう。
富山県の年齢別分布の経年変化を見ると、最新調査では壮年層で大幅に低下しているが、町内会の行事などを一斉に取りやめたということであろうか。
参加の形態については、富山県では町内会などの組織での参加が特に多い
ボランティア活動の種類別には、安全な生活づくり、まちづくりが多いが、これらは町内会の行事に組み込まれているということであろう。
活動日数については、スポーツ・文化・芸術・学術が特に多い。これは自らの楽しみとしっかり重なっているためであろう。(Oct.05,2024ReEd./Dec.30,2000.Orig.)