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第4章 堅実な生活

第3節 健やかな暮らし

 健康への努力の成果として、平均寿命が著しく伸びてきた。
 高齢社会の深化の中で人々の健やかな生活の確保は一層重要な課題となってきている。

第1項 健康状態
 富山県民の健康意識は低いが体調は良好なようである。

第2項 医療(医療費病院・医師受診)
 医療費は病床数の多寡で決まる面が強いが、漸増している。
 富山県の人口当たり病床数はやや多いが、抑制方針のもとで診療所病床が急減している。
 一般病院での受診は抑制されてきている。

第3項 人口動態(死因平均寿命健康寿命
 人口の高齢化とともに粗死亡率は増加するが、年齢調整死亡率は着実に減少している。
 富山の平均寿命は、前世紀の第4四半期に著しく伸び、現在では都道府県の中でも高い水準にある。しかし、ここに来て伸び悩んでいる様にも見える。


 医療サービスの需要に対して潤沢な供給が望ましいことは事実であり、その抑制は、医療サービスの実態をしっかりと観察しつつ、対応していくべきであろう。


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(Apr.08,2015)