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第4章 堅実な生活 第3節 健やかな暮らし 第1項 健康状態
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(1) 健康検診の受診 (2) 健康行動の実践 (3) 健康状況 (4) 診療 (5) 診療(患者調査) (6) 在院日数(患者調査) 別頁;コロナ感染状況 |
富山県の健康診査の受診率は、各年齢層とも他地域に比して高くなっている。
検診受診率は、高齢者で低くなっているが、これは職場での受診が減少するためであろう。
女子の受診率は男子より一段低いが、これは職場での受診が少ないためであろう。| 全国 | 富山 | 差異 | 都道 府県 順位 | |
| 規則正しく朝・昼・夕の食事をとっている | 52.8 | 54.4 | 1.6 | 8 |
| バランスの取れた食事をしている | 36.4 | 33.7 | -2.6 | 33 |
| うす味のものを食べている | 27.4 | 26.7 | -0.7 | 28 |
| 食べ過ぎないようにしている | 39.2 | 35.7 | -3.5 | 46 |
| 適度に運動をするか身体を動かしている | 35.2 | 31.2 | -4.0 | 37 |
| 睡眠を十分にとっている | 33.2 | 31.7 | -1.5 | 43 |
| たばこを吸わない | 43.1 | 38.9 | -4.1 | 43 |
| お酒を飲み過ぎないようにしている | 27.0 | 23.8 | -3.1 | 43 |
| ストレスをためないようにしている | 28.1 | 26.0 | -2.1 | 44 |
| その他 | 2.5 | 2.0 | -0.5 | 45 |
| 特に何もしていない | 13.3 | 14.6 | 1.4 | 9 |
| 不詳 | 28.1 | 26.0 | -2.1 | 44 |
運動実施率は大都市圏で高く、東北地方で低い。
年齢別では、70歳代にピークがある。高齢となって意識して運動するということであろう。
禁煙も運動と同様に大都市圏で高く、東北地方で相対的に低い。
大都市圏での女子の禁煙については必ずしも高くない。
男子は高齢期で高い。
女子は、出産期の20歳代で高い。
年齢階層別の健康行動の実施者比率の推移は、いずれの項目も若年層で低く、高齢層で高くなっている。ただし、概ね70歳台がピークで、その後は低下している。
日常生活で不都合がある者の富山県の比率は、都道府県の半ばである。
年齢階層別にみれば、60歳代で相対的に高くなっている。
富山県で入院する者の比率もかなり低い。
都道府県毎の医療機関への入院での受診率と外来での受診率に相関が見られない。
入院での受診率については、富山県は高めに位置している。
入院での受診率は、加齢とともに高くなり、75歳以上では全国平均で約4%となっている。
外来での受診率については、富山県はやや低めに位置している。
外来での受診率は、15-24歳層を底としており、概ね45−54歳層から次第に上昇している。
富山県の入院受診率を全国平均より高くしている傷病は、
富山県の外来受診率を全国平均より低くしている傷病は、|
T 感染症及び寄生虫症 U 新生物<腫瘍> V 血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 W 内分泌,栄養及び代謝疾患 X 精神及び行動の障害 Y 神経系の疾患 Z 眼及び付属器の疾患 [ 耳及び乳様突起の疾患 \ 循環器系の疾患 ] 呼吸器系の疾患 ]T 消化器系の疾患 ]U 皮膚及び皮下組織の疾患 ]V 筋骨格系及び結合組織の疾患 ]W 腎尿路生殖器系の疾患 ]X 妊娠,分娩及び産じょく ]Y 周産期に発生した病態 ]Z 先天奇形,変形及び染色体異常 ][ 症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの ]\ 損傷,中毒及びその他の外因の影響 ]]T 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用 |
富山県の在院日数は、35日であり、全国平均の29日より20%程度長く、都道府県の中では、14番目の位置にある。
在院日数を傷病別にみると、X精神及び行動の障害が特に長く、ついでY神経系の疾患、\循環器系の疾患と続く。これらの傷病については、富山県は全国平均を大きく上回っている。(Mar.05,2019Add.)
(Feb.03,2022Rev.)