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第7期富山市介護保険料
―据置きで6300円―

 都道府県庁所在都市の来期(第7期;2018年度からの3年間)の介護保険料が共同通信社によって取りまとめられた。
 富山市は6300円/月であるが、これは今期の額を据置くものであり、47都市の中では、高い方から20番目の位置となる。


 殆どの都市で、今回の改訂で額が引上げられ、都市毎の差はかなり大きくなる。
 この結果、富山市では今期で高い方から4番目であったものが、来期は中ほどの20番目となるものある。新聞では準備基金を取り崩すことによって据置きできると説明されている。

 これまで、富山県内の各事業体での保険料が相対的に高かったのは、入所施設の利用が多かったためであるが、現在、介護費用の抑制のため在宅介護に比重を移すよう努めている。富山市で保険料を据え置くことができるのもこの効果が大きいからであろう。

 在宅介護は、高齢者の生活の在り方として好ましいとして推奨されるが、一般論はともかく、個々の高齢者の事情に十分配慮されるよう留意される必要がある。
 さらに基本的には、地域社会で高齢者を含め皆が快活な生活を送り、高齢者が介護を必要とする生活にならないよう仕組んでいくことが大切であろう。それには人と人の繋がり、ソーシャルキャピタルが要となろうが、各人の自発的な活動の中から繋がりが蓄積されていくというのは容易ではない。


(統計データ)

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(Mar.13,2018)