第3章 モノづくり指向の産業 第4節 労働の課題 第1項 労働力人口
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(1) 労働力年齢人口 (2) 女の労働状況 (3) 男の労働状況 (4) 外国人労働力 |
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![]() なお、20歳代前半の人口については、学齢期にあって、一時的に県外に流出している者が含まれていることに留意が必要である。 ![]() ![]() また、M字カーブのボトムは、次第に浅くなってきており、80%を下回らないようになった。 この変化の背景には、子育てのための環境がそれなりに充実してきていることが考えられるが、逆に厳しい経済情勢の中で、世帯形成・子育てを断念する者が増えていることも考えられ、慎重な評価が必要である。 ⇒共働きに関する意識 右図は不詳を除いて計算した率 (3) 男の労働状況 男の年齢別労働状況については、全国と富山県に大きな差は見られない。 ただし、男女を比較した場合、男には、M字カーブがないとともに、退職後の高齢者は家事ではなくその他としている者が太宗を占めている。 |
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![]() ![]() (統計データ) (4) 外国人労働力 「技能実習」称して外国人の受入れが図られている。 しかし、技能実習という名称は偽りであり、労働力不足への対応が主眼であり、適切な受入れ体制が整備されておらず、多くの問題を抱えている。 ⇒技能実習の課題(「富山の舞台_人口動態の転換_外国人」の項参照) 行政としての雇用の管理は、地域労働局が担当しているが、真摯に対応しているようには思えない。導入企業自らが襟を正すことは当然として、県としても、そして関連経済団体としても姿勢を改め、しかるべき対応を取っていく必要がある。 (May.29,2022Rev.) |