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対中国貿易の推移(全国)
―1990年代から急増、2010年代に横這いへ―


 中国からの輸入の推移を品目別にみると、1980年代には鉱物が最も多かったが次第に減少している。
 1990年代になって衣服、編物などの軽工業製品が次第に拡大、さらに1990年代後半には電気機械が急速に拡大した。
 2001年12月には、中国はWTOに加盟しており、'00年代には、一般機械の輸入が急激に拡大している。
 2009年にはリーマンショックによる落ち込みがあったが、その後'10年代も引き続き急速な拡大を見せている。ただし'10年代後半に入って横ばい気味の推移となっている。
 こうした中で、'90年代半ばからは、工業生産の中国等への展開、これに伴う国内での雇用環境の変化が起こっている。さらに近年は、ヴェトナムなど中国以外の展開も進んでいる。
 なお、特に最近年の動向の評価については、為替レートの変化も念頭に置く必要がある。



 中国への輸出の品目別推移については、中国の経済活動を支える資機材として、電気機械、一般機械、金属がなどが特に拡大し、輸入と同様の動きを見せている。ただし、'10年代に入ってから横ばい気味の動きに転じている。
 なお、'20年代の急増は、円安の影響である。



(統計データ)

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(Nov.21,2024Rev./Aug.13,2018Org.)