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死亡率低下の趨勢(全国)
―若年層で若干の弱まり―

 各年齢層での死亡率の低下は着実に進んでいる。
 具体的には、一定の率で低下しており、死亡率を対数で取ると直線での回帰で近似式が求められる。
 全体として年齢階層が上であるほど死亡率は高いが、0〜歳代及び5〜歳代は逆転している。ただし、この階層の死亡率は、急速に低下しており、最近年では、は5〜歳代が10歳代を下回り最低の死亡率になっているようた。
 なお、'00年代に20歳代の横這いの兆しが見られたが、'10年代には低下を趨勢を回復している。特定のコーホート集団(同時期生まれの集団)が相対的に不健康な履歴があるのだろうか。
 いずれにしろ、かなり緻密な分析をする必要があり、今後の変化についても予想は難しい。
 各年齢層の死亡率から年齢調整死亡率(各性全体としての死亡率を人口の年齢構成を一定として加重平均したもの)を求めると右図のとおりとなる。
 近年、女の死亡率低下の趨勢が弱くなっている。これが平均寿命の伸び悩みにも繋がっているようだ。


(統計データ)

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(Dec.15,2017Rev.)