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第5章 ゆとりある郷土

第2節 居住環境

 ゆとりのある居住空間の中で、住宅事情は優れたものとなっている。
 また、下水道を始めとする環境施設もかなり整備されてきているが、その維持管理は容易でない。

第1項 住宅(住宅現況住宅建設住宅設備)
 これまでは専ら持家を指向し住宅を建設してきたが、人口の高齢化・減少の中で、単なる住宅建設でなく住生活の新しい在り方を探っていく必要がある。

第2項 給排施設(水道・ガス汚水処理廃棄物処理)
 富山県の分散居住に相応しい富山県なりの整備の在り方を確認する必要がある。

第3項 利用施設(各種利便施設、都市公園)
 人口の都市集中度が低い富山県では、身近に多数の小規模な施設がある型と若干遠くなるが数の限られた施設がある型の2種類の施設があることに留意して、今後の整備、維持管理の方向を探っていく必要がある。


 富山県では、これまで住宅、各種基盤施設の建設に努力してきており、それなりの成果を収めてきたが、いろいろな側面で、過剰な整備が目立ってきている。
 富山県にとって住宅建築や各種基盤施設整備は重要な産業であるが、それぞれの適切な在り方に基づいて事業が展開されるよう、産業構造の転換が図られていく必要がある。


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(Mar.12,2015Re-Ed.)