大気汚染物質排出量環境省より「大気汚染物質排出量総合調査結果(平成 26 年度実績)」が発表された。大気汚染防止法、電気事業法、ガス事業法、鉱山保安法での「ばい煙発生施設」を対象とした調査である。残念ながら、地域の産業活動との繋がりをどのように理解すればいいのかよく分からない。また、どう評価すればいいのかも基準を持ち合わせていない。以下には、取り敢えず統計を掲載しておく。
都道府県毎の汚染物質別排出利用は下図のとおり。 製造業の盛んな富山県であるが、際立った量とはなっていない。都道府県順位でも概ね中程にある。 富山県には基礎素材型製造業も多いのだが、精錬等については鉱石からの精錬でなく2次的なものが中心であり、排出量が少ないのであろう。 硫黄酸化物の排出量については、富山県でのビル暖房・その他事業場の構成比が多いが、他地域と比して特に調査対象施設があるためということであろうか。 全国に比して鉄鋼業での排出が特に少ない。これは高炉を持つ製鉄所などないためであろうか。 窒素酸化物の排出量について富山県で多いものとして、基礎素材型製造業の業種が並んでいる。具体的な内容は承知しないが、産業活動があり納得できる。 煤塵の排出量についてはも基礎素材型製造業の業種が並んでいる。 (統計データ) 関連項目に戻る (Mar.17,2017) |