第4章 堅実な生活 第6節 開かれた生活習慣 第1項 県民生活 2.生活行動
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(1) 富山県民の各種活動行動者率の変化 (2) 趣味行動者率 (3) スポーツ行動者率 (4) 学習行動者率 (5) ボランティア行動者率 (6) 旅行行動者率 (7) 宗教活動 |
このように信者数が人口比で極めて多いのは、それぞれの宗教組織が、個々人の信心を確認せず、所掌地区の総人口等を信者数として計上しているためであろう。 富山で仏教徒が特に多いことについては、老人クラブ加入率が相対的に極めて高く、かつては100%を超えていたことと類似した現象かもしれない。 なお、全宗教の信者総数について、富山県では2020年末で人口比で239%となるが、2010年末の207%より増加している。また、全国平均では2020年末147%で、2010年末の156%より減少している。いずれにしろ、本統計では、宗教信者数の実態は、まったく把握できていないと言えよう。 現代社会において、宗教は、虚構としての認識が広まる中で、総じて機能が低下してきていると見られる。しかし、宗教は、人々の倫理観を規定する重要な役割を持っているはずである。このため、今日なりに社会の人々の倫理観を育むために、地域社会の中で、子供達を温かく見守り育てることが、喫緊の課題となっているのではなかろうか。 (統計データ) (Dec.12,2021Rev./Mar.25,2015Re-Ed.) |