経済センサスによる詳述
産業構造の都道府県比較として、従業者数の構成を産業三分類で見ると、富山は第二次産業が31.1%と高い。これは、静岡、滋賀に次ぐ位置にあり、富山は、第二次産業に特化していると言える。 |
この全国との差異が特に大きな業種として、まずアルミサッシを中心としたの金属製品製造業、医薬品を含む化学工業、プラスチック製品製造業があげられる。半導体工場などの電子部品・デバイス・電子回路製造業は工場の立地している県でそれぞれ特化係数が高いものとなっていると考えられる。 また生産用機械器具(工作機械)も富山の特徴である。 こうした製造業と並んで、建設業の総合工事業も大きい。 他方、特化係数の低い業種として飲食、情報サービス、不動産などが並び、一般に都市的産業と呼ばれる産業の従業者が少ないといえよう。 また、北陸地方における行政についての地方中枢都市は金沢にあり、国家公務も少なくなっている。 (統計データ) 関連項目に戻る (Apr.15,2020Rev.) |