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年齢階層別生活保護率
―極めて低い若年層生活保護率─

(1) 若年層の生活保護率
(2) 子どもの貧困率


(1) 若年層の生活保護率

 2017年の生活保護率は、全国の16.4人/千人に対して、富山県は3.3人/千人で全国でも最も低かった(「被保護調査」、「住民基本台帳人口」から計算)。
 これを年齢階層別に見ても、いずれの階層でも全国で最も低くなっている。


 若年層での生活保護率が低いのは、富山、福井、石川の3県である。
 富山は実数では、0-9歳44人、10-19歳118人、20-29歳41人となっており、これは、福井、石川と比べてもかなり低い。



(2) 子どもの貧困率
 貧困はある程度本人に原因があるという考えに対して、その責任の負いようがなく将来の人生にも大きな影響を与える子どもの貧困率が特に問題にされることも多い。
 右図は、戸室健作(山形大学人文学部法経政策学科)「都道府県別の貧困率、ワーキングプア率、子どもの貧困率、捕捉率の検討」(山形大学人文学部研究年報第13号2016年3月)の子どもの貧困率である。
 これによると、富山県は6.0%で、5.5%の福井県に次いで低い。
 全国では13.8%であり、これは子どもの7人に1人が貧困だとしばしばいわれることに対応している。


 子どもの貧困率の経年変化をみると、やはり'90s代に著しく増加しててる。
 富山県においても'92年には0.5%であったものが、'90s代に急増し、'12年には6.0%となっている。
 ちなみに離婚率が'90s代末に著しく増加しており、これによって生まれた母子世帯の貧困が貧困率の増大に影響しているものと想像される。


(統計データ)

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(Nov.11,2019Rev./Nov.19,2013)