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第3章 モノづくり指向の産業
第1節 主要業種概観
第4項 第3次産業

3.サービス業(総括)
―拡大する高齢者産業―

 人口の高齢化の中で、医療・福祉等の産業の比重が高くなっている。

 産業大分類のうち、いわゆるサービス業に通常含められるのは次の7業種であろう。
・学術研究,専門・技術サービス業
・宿泊業,飲食サービス業
・生活関連サービス業,娯楽業
教育,学習支援業
・医療,福祉
・複合サービス事業
・サービス業(他に分類されないもの)
 このうち事業所数では宿泊業,飲食サービス業が最も多く、従業者数では医療,福祉が最も多い。

 さらに産業中分類の業種で従業者数の多いものから並べると、、社会保険・社会福祉・介護事業33千人医療業33千人、飲食店30千人、学校教育17千人、その他の事業サービス業14千人、洗濯・理容・美容・浴場業11千人などとなり、社会保険・社会福祉・介護事業、医療業での増加が著しい。


 サービス業中分類業種について、富山県の人口当たり事業所数、従業者数の全国比を見ると、それぞれの業種の特徴がわかる。
 古くから自然発生的に生まれた多様な生活関連サービスは事業所が多く、かつ大概従業者も多くなっているといえよう。これは、富山平野に分散して住んでいる人々の需要に応えた結果といえよう。
 これに対して、学校や福祉施設のように政策等によって整備されたサービスは、概ね全国と同じ水準にある。
 他方、、広告、専門サービスなどの都市的業種や遊興系といえる娯楽、飲食は事業所数も従業者数も少ない。


(統計データ)


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(Apr.11,2014)