02.ECU セッティングの前に。
ECU-Reseting-service
セッティングが必要か判断しましょう。
車の部品を変えると、ECUセッティングが必ず必要になるわけではありません。車両に標準装備されている純正ECU(コンピュータ)は、エンジン個体差や大気圧など外的要因を考慮して90%~110%前後の性能変化は、自動補正できるマージンを含んだ幅広いセッティングが行われています。ですから軽度なチューニングではECUの再セッティングは必要がないこともあります。エンジンの吸気量、燃料噴射量を高めるチューニングを行った場合はECUセッティングが必要になると考えてください。また純正コンピュータから社外コンピュータへ交換した際にも、車両に合わせて現車セッティングは必要と言われています。
必要な例
- ターボの設置、交換
- インタークーラーの交換
- インジェクター増量
- エアフロ交換
- カム交換
- 排気量アップ
不要な例
- エアクリーナー交換
- マフラー交換
- プラグ交換
- 燃料ポンプ交換
- ブーストコントローラー設置(ブーストアップ要セッティング)
ECU性能=車両スペック。
もしあなたがサーキットで0.01秒を競うためにECUセッティングを考えているなら、EFIテクノロジックでは高精度エンジンの製作と同様に、高性能ECU、高精度セッティングが大切だと考えます。
高性能のECUとは、データセッティング能力+設定範囲+実行能力(処理速度)の性能が高いECUのことです。エンジン回転数のあらゆる領域でエンジンが最高のポテンシャルを発揮するには、ECUの制御に正確で詳細なデータを設定でき、さらにその制御を実行できる実行能力が必要なのです。高精度なデータセッティングをおこなっても、実行処理がついてこないECUは、セッティングの多くの効果を無駄にしてしまいます。
高精度のECUセッティングを行う前に、ご使用になるECUの能力を知っておくことは大切なことです。
高精度なエンジン制御には走行時の車両データを正確にシュミレーションして、データを収集、分析、回転数を軸として燃焼効率を高めると同時に燃料、点火、さらに水温、油温、気温、大気など条件補正が大切になってきます。ECUの中には細かい制御や処理実行ができない製品もございますので、人気や価格だけでECUを選ぶと純正ECUより性能が低下したり、エンジン破損のリスクを増やしますのでECU選択には注意が必要です。
ECU本体のもつ性能(設定範囲 + 実行能力)は、車両の総合的なスペックへ大きな影響を与えます。
レース車両は、MOTEC一択ですが…。
EFIテクノロジックでは、エンジン仕様や目的にあったECUをお勧めいたしております。たとえば手軽にスポーツカーでスポーツ走行を楽しみたい方は、ECUスペックの差は目に見えて違いを感じないかもしれません。もし貴方が0.01秒を競うようなドラッグレースや、サーキットでのタイムアタックを考えているなら処理速度や、設定範囲はレーシングカーのエンジン制御同様に、最小10回転単位までに燃料や点火を補正実行できるほど、高精度に処理することがタイムアップに重要な要素となります。そのような性能を持っていることで、すでにレース界で実績があるのはMOTECで、これ一択といってよいほど世界のレース市場では、ECUはMOTEC選択率が高いことが全ての真実を物語っています。
しかしECU性能によって、エンジン性能の限界が向上するのではありません。
ECUはエンジン性能を制御しコントロールするためのユニットですので、純正エンジンにポンづけでセッティングをおこなっても性能向上の伸びしろはわずかです。ECUはエンジンスペック以上に性能をアップさせる製品ではございません。
国内のチューニングカーで人気のHKS社製品や、APEX社製品でも、チューニング内容に合わせて高精度にセッティングすることで、車両スペックの伸びしろを活かした十分な性能向上効果を発揮いたします。当社では、お客様の目的とエンジン仕様にあったECU選択をサポートさせていただきます。点でお支払いいただきます。
住所
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