富岩運河=環水公園
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立春(2月4日頃) | |
膨らむ木の芽 | |
木の芽の観察が面白い時期だ。 既に、張ってきている芽も見られる。トサミズキなどが大きな花芽の代表だろう。 梅は、年によって、開花時期が大きくずれる。 水鳥は北へ帰り始めている。 | |
(ウメ) | |
雨水(2月19日頃) | |
名残の花 | |
本格的な開花には、わずかに間があるが、冬からの花が続いている。 また、花芽の膨らみを見、開花を期待しながら散策できる。 カワウの♂が、婚姻色に変わっている。鳥類は化粧するのは一般に♂である。 | |
ヤブツバキ、カンツバキ | |
啓蟄(3月6日頃) | |
花芽の綻び | |
春一番の花芽が綻び始める。 春一番にまず咲く定番はマンサクだ(左岸木場橋南側)。しかし、全国で疫病が流行り枯れだしており、当所のマンサクも既に罹患している。 | |
ヒイラギナンテン | |
春分(3月21日頃) | |
春一番の花の開花 | |
多くの樹木の芽がはっきりと膨らんできており、早春の花が咲き始める。 この時期の花はほとんどが黄色だが、これはこの時期の昆虫が見ることができる色とのことだ。 | |
ウメ、マンサク、トサミズキ、アセビ、ヒイラギナンテン | |
清明(4月5日頃) | |
桜の満開 | |
とりあえず桜を愛でておく。古木も沢山あり、松川・鼬川に続く桜の名所となっている。 桜とは別に、コブシ、レンギョウなど華やかなに咲き始め、心が躍る時期である。 多くの人が野点をやって、散歩する人に振舞うというようなイベントはできないものだろうか。 | |
サクラ、トサミズキ、ヒュウガミズキ、レンギョウ | |
穀雨(4月20日頃) | |
芽吹き | |
多くの木々の芽吹きが急速に進む。芽鱗・新芽の赤から黄緑、緑と急速に変化していく様は、毎日でも訪れてみていたい。 ツツジ類をはじめ各種の花も一斉に開き始める。 | |
ミツバツツジ、サトザクラ、ヤマザクラ、ヤマブキ | |
立夏(5月6日頃) | |
百花繚乱 | |
サトザクラなどソメイヨシノの比して遅咲きの桜も花を開いており、一層賑やかになってきている。 ブナ類の垂れ下がった花も面白い。 新緑も一層豊かで美しくなってきている。 サルスベリなど芽吹きの遅いものも赤い新葉を出し始める。 | |
ヒラドツツジ、ハナカイドウ、ハナズオウ、リラ | |
小満(5月21日頃) | |
草花の一斉開花 | |
草原の多様な花が他の草を凌駕して一斉に開花する。 こうした公園では、雑草への対処が難しいが、綺麗な花を付ける逞しい草花を繁茂させることで、相当に手間を省くことができるらしい(?)。なかなか気持ちのよい景色を演出している。 | |
ノイバラ、ハリエンジュ、オニグルミ、ピラカンサ ヤグルマソウ、ケシ、カラスノエンドウ | |
芒種(6月6日頃) | |
夏の白い花が順次開花 | |
暑さに向かうと花も衣替え、白い花の開花が多くなる。 ヤマボウシは目立つが、他にも目だ立たない小さな白い花が多い。 この時期の花は、色素を準備するよりも香りを準備しているようだ。 シデ類の果包が垂れ下がっているのも面白い。 | |
ヤマボウシ、ネズミモチ、イヌツゲ、シャリンバイ、トベラ | |
夏至(6月21日頃) | |
潅木の一斉開花 | |
境界に飾られた潅木の垣根が一斉に開花し、それぞれ美しい区画を演出している。 アジサイ、ガクアジサイは、青から赤までのいろいろな色で飾られている。 | |
アジサイ、ガクアジサイ、キンシバイ、ビヨウヤナギ、ハコネウツギ、シャリンバイ | |
小暑(7月7日頃) | |
水辺の草が映える | |
暑さの季節には半夏生など水辺の草が似合う。トンボも沢山飛んでいる。 カルガモの親子連れも見られ、なかなか可愛い。東京ではニュースになるようだが、富山ではあたりまえか。 | |
ハンゲショウ、ワルナス、クサレダマ、ドクダミ (トンボ) セスジイトトンボ、オハグロトンボ、ミソトンボ | |
大暑(7月23日頃) | |
盛夏の花の咲き始め | |
夏の花が咲き始めているが、ちょっとした端境期である。 しかし、毎年咲く「猫の足」が面白い。ちょっとマニアックか(左岸大島橋北側のエゴノキ)。 | |
サルスベリ、ネム | |
立秋(8月8日頃) | |
夏の花の盛り | |
依然として暑く、炎天の下で通年花が咲き続けている。 サルスベリの赤は夏の暑さに相応しい。 | |
サルスベリ、アベリア、シモツケ | |
処暑(8月23日頃) | |
秋の花の咲き始め | |
花の端境期となっているが、樹木は、暑さの中で来年の芽を準備している。 また、トンボやチョウなどの昆虫が盛んに飛び回っている。 この時期は、暑さと乾燥、さらにアメリカシロヒトリなどの害虫で樹木、草花の管理が大変だ。 | |
ハギ | |
白露(9月9日頃) | |
実の熟し始め | |
暑い夏を越し、いつの間にか、実を大きくしている。 | |
ハギ (目立つ実がある木) クヌギ、コナラ、ミズナラ、フジ、ネム、プラタナス、オニグルミ | |
秋分(9月23日頃) | |
秋の花の開花 | |
秋風のそよぐハギは季節の風情。名のとおりヒガンバナも咲く。 | |
ハギ、ホソバヒイラギナンテン | |
寒露(10月8日頃) | |
金木犀が香る | |
萩は咲き続けているが、他の花は殆どない。 | |
ハギ、キンモクセイ | |
霜降(10月23日頃) | |
紅葉始まる | |
この時期に咲く花はほとんどないが、狂い咲きの花が結構ある。 紅葉が始まっているのが楽しい。 いろいろな水鳥が来始めている。ユリカモメもこの時期に運河に来る。 | |
立冬(11月7日頃) | |
紅葉真っ盛り | |
いろいろな紅葉があって面白い。 | |
(紅葉の美しい木) サクラ、ナンキンハゼ、ドウダンツツジ | |
小雪(11月22日頃) | |
冬の花の咲き始め | |
派手ではないが、冬の花が咲き始めている。紅葉は殆ど散ってしまった。水鳥の種類も数も多くなっている。 | |
カンツバキ、ハマヒサカキ | |
大雪(12月7日頃) | |
渡り鳥増える | |
水鳥がずいぶん増えてきた。そして、それを楽しむ人影も増えつつある。 鳥が人から遠ざかっても運河の幅に留まり、比較的確実に見ることができる。(日曜の朝などまれだが、ボートが通ると、別の場所に逃げ出していなくなる。) | |
冬至(12月22日頃) | |
落葉した樹形が冬の青空に映える | |
花のない冬季の樹木の楽しみとして、葉痕や冬芽の形の面白さがあるが、青空に映えた樹形を見るのも面白い。 | |
小寒(1月5日頃) | |
渡り鳥の勢揃い | |
冬は渡り鳥に関心が移る。 | |
(渡り鳥など) カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、マガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、カワウ、オオバン、ユリカモメ、セグロカモメ →富岩運河に集う鳥達 | |
大寒(1月20日頃) | |
雪景色 | |
大寒には雪景色が相応しい。木のシルエットが雪に映える。 雪中行軍も結構楽しい。 | |