花のない冬季の樹木の楽しみとして、
葉痕や冬芽の形の面白さがあるが、
青空に映えた樹形を見るのも面白い。
樹木の判別には、全体としての樹形に加えて、
樹形の元となる枝分かれの仕方、
樹皮の色・輝き、冬芽・蕾の張り方、
枯葉・実殻の残り方などが参考になる。
以下の説明は、取り敢えずの仮説であり、
無批判には信じないで、自分で確かめて下さい。
ウメ 老木は、独特に曲がりくねった型。 |
シダレヤナギ この枝垂れ方と樹皮の色ですぐ分かる。 |
メタセコイヤ 富岩運河では、まっすぐ最も高く伸びている。 薄茶色の葉を遅くまで付けているのも特徴。 |
ケヤキ 他の樹木と区別できる訳ではないが、 街路樹として空に伸びている様は美しい。 この写真は、あまりよくない。 |
エノキ 樹形はケヤキに近いが 幾分上昇観に乏しいか? |
ムクノキ 樹形はやはりケヤキに近いが 幾分横方向への広がりが乏しいか? |
カツラ 縦方向にすっきりと伸びる枝が多い。 |
ハナカイドウ 枝が直角に近い形で分岐し、 へたな剪定をやった木に見える。 |
アキニレ 急に細かくなる枝分かれ。 |
ハルニレ 急に細かくなる枝分かれ。 アキニレとの区別は? |
クルミ 比較的一定の間隔を持って枝別れし、 かえって微妙に不恰好。 |
コブシ 春一番の開花に備えた、 膨らんだ白っぽいビロード状の蕾。 |
イヌシデ 赤い、多数の芽が並んでいる。 |
ナナカマド 赤い大きめの芽。 |
ナツツバキ ほっそりとした白い芽。 |
プラタナス 日本名「スズカケノキ」のとおり 鈴がぶら下がっている。 樹皮の色も目立つ。 |
プラタナス(実) |
サルスベリ 小さい実殻がよく残っている。 猿が滑るという樹皮も特徴。 |
ネムノキ 豆の鞘が残っている。 |
クヌギ 枯葉がいつまでも残っている。 |
シラカバ 樹名のとおり白い。 |
ソメイヨシノ サクラは樺色が特徴 よく見れば芽もごつい独特の型。 サクラの種類の判断は樹形。 ソメイヨシノは、曲がりがちの枝振り。 |
サトザクラ 比較的まっすぐな枝振り。 |
オオシマザクラ 芽・蕾、樹形、樹皮 |
イロハモミジ モミジは、緑がかった樹皮。 しかし、古い幹は緑が消えている。 芽の色・形もモミジなりのもの。 |
イタヤカエデ 葉がよく残る。 |
トウカエデ 細かく枝分かれし、 上方にすっきりと伸びる。 |
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