富山薬窓会 富山・石川合同支部 活動報告 本文へジャンプ
平成28年度  富山・石川合同支部総会
                                                     平成28年7月2日(土曜日)
                                                      富山電気ビル2階202号室
支部長のご挨拶
概要のご報告

 

支部長・石黒龍太郎 

薬窓会 富山・石川合同支部会員各位には、その後もお変わりなくご清祥にてご活躍のことと拝察しています。いつもわが薬窓会 富山・石川合同支部の活動に対して、ご協力・ご支援を賜り、有り難く厚く御礼申し上げます。

本日は、去る7月2日に開催した支部総会について、当日ご出席いただけなかった会員各位宛に、当日の模様と記念講演をされた伏見裕利先生の講演要旨をアップいたしましたので、何とぞご覧下さい。

それでは、以下に、当日のイベント全体の模様を簡単にご報告いたします。

冒頭、石黒支部長が挨拶し、「ここ1年は悲喜こもごもなことがあった年だった」と、具体例を挙げて振り返りました。そして、幸いにも会費納入率や参加率が増えてきたので、より活発な支部活動を展開できるのではないか・と、将来への期待感を述べました。

次いで来賓としてお迎えした細谷学部長が、母校の近況について解説されました。

薬学部の新制度が来年で終わるが、しばらくは余韻が残る。創薬科学科生の進路と6年制卒業生の進路を一覧表にて示されたが、前者では母校に残って進学〜研究者〜製薬企業に行く人が多く、後者では病院〜調剤薬局に行く人が多い。国家試験合格率は88.9%と高いが、絶対数は少ない、また、依然として富山県からの入学者が少なく、地元に残る人は少ない。よって県内関係のニーズに応えられない。
学校全体の課題としては、薬学部の人件費削減が求められている。曰く、「3つのもっと」として表されるが、それは「内・外への貢献、経費削減、丁寧に」をもっとしっかり・・という意味だそうです。
さらに3キャンパスの教養部一元化も検討されているとのこと。
このように、大学運営のご苦労は並大抵ではないと拝察いたしました。どうか達成にご尽力賜りますよう、お祈り申し上げる次第です。

次いで、酒井副薬学部長にご登壇いただきました。多くの興味深いスライドを用いてのトピックス中に登場した出来事は、永らくお務めいただいた石田貢・遠久朶編集長の交代、冊子体の採用と表紙写真の変更、ヘリポート・立体駐車場開設・フードコート・ホスピタルローソン併設などキャンパス内の構造設備充実、富山のふるさと言葉「きときと」の意味と語源解析、たまたまよく引き合いに出される富山大学と熊本大学の相違点について、彼我のキャッチコピー比較では、熊本に軍配?一方、わが富山は、「トリプルジャンプで薬都の未来へ」→「あふれる自然、輝く探究心」・・を掲げており、これは万人に共感を覚えさせるので、判定勝ち?・・と一同を湧かせました。(北陸新幹線「かがやき」と懸けた!)

最後に、研究室の若い先生方のプロフィルもご紹介いただきました。このようなシーンが、支部会員と母校との距離を縮めてくれるような気がしました。今後とも、母校と薬窓会員が強い絆で結ばれますよう、ご配慮・ご指導をお願い申し上げた次第です。

 

ここで、わが支部の「総会」に移りました。

寺西幹事長の司会進行で、会計報告(藤田会計担当)、監査報告(西野監事)、予算・事業報告(藤田会計担当)・・と進められ、特に問題なく終了しました。詳細は同封した資料のとおりです。(このHPでは略します)

 

小憩後、正川副支部長の講師紹介を経て、当日のメインイベント・伏見裕利先生のご講演になりました。伏見先生は、母校に併設されているわが国でもユニークな存在の「民族薬物資料館」の全貌紹介、そして、最近の研究成果から、「高野山から発掘された賢瓶に納まる『五薬』と『鬼』との関係性についての考察」と題する講演をされました。
いずれも豊富なスライドを使っての、興味深い発表となりました。 詳しくは、別添の「講演要旨」をご覧下さい。

このあと、懇親会となり、伏見先生の乾杯のご発声、稲田薬窓会本部会長のお祝辞とご挨拶、以下、参加者お歴々のスピーチ、そして、近藤相談役の中締めの挨拶と続き、楽しい交流会となりました。

なお、当日の模様は、当薬窓会支部のホームページにアップされる予定ですので、どうぞご覧下さい。

以上のとおりです。皆様には、支部会費のご送金、有り難うございました。会員の皆様には向暑のみぎり、お身体お大切にてお過ごしなられますよう、お祈りいたしております。今後とも支部活動への変わらぬご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。     


 ご挨拶される石黒龍太郎支部長          母校の様子を話される細谷健一学部長         母校の様子を話される酒井秀紀副学部長