第5章 ゆとりある郷土 第4節 情報・通信 第1項 機器の整備から活用へ
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(1) 総括 (2) 回線接続 (3) 機器保有 (4) インターネット利用 (5) 学校教育 |
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(2) 回線接続 ![]() しかし、通信関連業者の熾烈な争いの中で、CATV企業は、これを超えた役割を担うのは難しいようだ。 (3) 機器保有 スマートフォンの普及により、世帯のパソコン・固定電話の保有率が低下しつつあるが、富山県の低下は相対的に緩やかで、これらの保有率は全国でも特に高くなっている。
富山県の保有率を都道府県と比較して見るには、特定年の統計では危ういので、何年間かの統計をならべて見ることとなる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() なお、今後は、タブレットの普及にも留意しておく必要があろう。 ![]() 保有率が総じて高いのは、本州中央部の関東、中部、近畿の都府県である。 (4) インターネット利用 ![]() ![]() ![]() ![]() これは、大都市圏の都府県では、利用の利便性が高く、一層多くの世帯構成員が利用しているということであろうか。あるいは地域社会に多様な情報システムの導入が進み利用せざるを得ないという状況かもしれない。 (Nov.13.2024Rev.) (5) 学校教育 子供への情報に関連する教育、また教育への情報通信技術活用の充実が急がれている。さらにコロナ禍の中で、リモート授業の導入も進められている。 学校の情報通信技術への対応状況については文部科学省の「学校における教育の情報化等の実態に関する調査」があるが、それぞれの項目の評価基準が分かり難いきらいがある。 設備の整備状況 ![]() 全国平均では、2020年度に大幅に進められている。 コロナ禍との関連では、富山県では直前、全国ではコロナ禍の中となったが、整備は以前からの計画で、特に関係があったのではないだろう。 ![]() ソフトシステムの導入状況 ![]() システム活用能力 ![]() なお、教員一人ひとりの自己評価だということだが、基準が明確でない。 ちなみに、富山県での学校教員のICT活用能力については、いずれの能力も2011年に急上昇しており、これは厳しい自己評価を一斉に改めたとのことである。ただし、全国と比較していずれが妥当かどうかは定かでない。
企業間の厳しい競争、各現場でシステムを効果的に活用していく課題はあるが、「情報化」の時代は、終焉したと言えるのかもしれない。 ただし、次代を担う人をいかに育てていくか、学校での情報システム活用の教育は、重要な課題を持ち続けている。 (統計データ) (Nov.18,2024Rev./Mar.03,2015Re-Ed./Nov,1996.Orig.) |