2014年3月 2014.3.24.mon

インターネット等による議会の中継を求める請願についての賛成討論

 ただいま議題となっております、平成25年分請願第9号から平成25年分請願第13号までの、インターネット等による議会の中継を求める請願についての賛成討論を行います。
 昨年8月に、日本共産党市議団として議会改革についての市民のみなさんとの懇談会を開催しました。
 「合併で身近に議員がいなくなった」「声が届かなくなった」「市政のことがわからなくなった」「議会は何しているのかわからない」など率直な声が出されました。議会中継を早急に実現して欲しいと要望が出され、9月議会に、請願が提出されました。
 議会中継は中核市では42市で、インターネット、ケーブルTV、ラジオなど当たり前となっています。富山市だけがただ一つ、議会中継を実施をしない議会となってしまいました。
 県内でも13自治体がケーブルTV中継を実施して、残ったのは、舟橋村と富山市だけです。
 さらに県内では、小矢部市議会や高岡市議会が議会基本条例を制定し、議会が「市民への説明責任を果たすために多様な媒体を用いて情報を発信し、市民に対し、わかりやすく広報することに努める」ことを強調して、議会による超党派での市民への議会報告会なども既に始まっています。
 今こそ富山市議会でも、市民にオープンな議会で自由に活発に議論をして、市政を厳しくチェックすることが強く求められます。市民の目線に立った政策提案をどんどんやって、議会報告も意見聴取もどんどんする、市民の皆さんと一緒に市政を市民のものにしていく、真の議会改革をすすめることが急がれます。ただちに議会の中継は実現すべきです。
 富山市議会のインターネット等での中継を求める請願への賛同を心から訴えて賛成討論とします。

消費税増税中止を求める意見書提出を求める請願についての賛成討論

 ただいま議題となっております、平成26年分請願 第1号、消費税増税中止を求める意見書提出を求める請願について賛成討論を行います。
 今日、24日は1988年12月24日、消費税増税の導入が決まった日です。全国で毎月この日を中心に消費税増税中止を求める取組みが広がっています。富山市でも昨日、中心商店街で消費税増税中止を求める署名行動がありました。私も参加しました。市民のみなさんからは、くらしが大変になる。店がやっていけない等の不安と怒りの声が寄せられます。
 最近の世論調査でも、安倍政権発足後、景気回復を「実感しない」が(時事通信)75%、消費税増税で「家計の負担が重くなる」が(朝日)79%、4月以降家計の支出を「減らそうと思う」が(読売)55%など、多くの国民は安倍政権の経済政策の効果を実感しているどころか、消費税増税でさらに支出を切り詰めようとしています。所得や雇用は改善しておらず、消費がさらに冷えこめば経済が悪化し財政の足も引っ張ります。消費税増税は暮らしと経済をいよいよ破壊します。
 消費税増税は社会保障の財源のためという口実は完全に投げ捨てられています。生活保護も年金も減額、70~74歳の医療費の2割負担など改悪が目白押しです。逆に増えたのは2年連続の増額になった軍事費と不要不急の大型公共事業です。こんな予算が国民の暮らしの悪化を食い止めるどころか、経済と財政のゆがみをますます激しくするのは明らかです。
 日本共産党は国会の予算審議では、消費税増税を前提にした政府予算案に反対するとともに、抜本的な編成替えを要求しました。4月からの消費税の増税を中止することは、今からでも可能です。
 「4月からの消費税増税中止」の一点での共同を呼びかけて、消費税増税中止を求める意見書提出を求める請願への賛同を心から訴えます。

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