入院受診率 ―患者調査―
入院受診率が漸減しているが、これは病床数の削減や入院関連診療報酬の切り下げなどによるものであろう。 65歳以上の高齢者の入院受診率は、かなり急速に低下している。 全国の年齢階層別入院受診率の変化は右図のとおりであり、2011-2014年に高齢層で大きく低下し、2014-2017年でも低下が続いている。 富山県でも全国同様に変化している。 外来受診率は2011-2014年に大きく低下している。 2014-2017年の富山では後期高齢層、若年・中年層での上昇が見られる。 富山での2011-2017年の間の受診率の変化を傷病別に見ると、 ・入院で低下し、外来が上昇したものとしては、 U新生物<腫瘍>、X精神及び行動の障害、]T消化器系の疾患、]W腎尿路生殖器系の疾患がある。 これだけの情報で必ずしも実態がわからないが、これらの傷病については、在宅対応が進んだということであろうか。 ・入院、外来とも低下したものとしては、 T感染症及び寄生虫症、W内分泌,栄養及び代謝疾患、\循環器系の疾患、]呼吸器系の疾患、]\損傷,中毒及びその他の外因の影響がある。 受診することを控えて対応できたということであろうか。 ・入院、外来とも上昇したものとしては、 Y神経系の疾患、Z眼及び付属器の疾患がある。 高齢者の増加、社会環境の変化の中で、罹患が増加したということであろうか。
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