かなり大きい年金額
厚生年金通算25年未満や共済年金は含まれていないが、富山県なりの年金受給の状況を概ね理解することができよう。 国民年金月額は、富山県は都道府県の中で最も大きい。これは、富山県民は、貧困にある者が相対的に少なく、年金制度に基づいて、几帳面に保険料を納め続けてきたということであろう。 厚生年金の平均月額については、富山県は23番目の大きさとなっている。 相対的に年金が大きいのは、大都市圏の都府県である。 ここで整理した年金受給者のうち厚生年金の割合は、富山県は37%で都道府県の中で2番目に大きい。因みに最も大きいのは福井県である。 富山県については、古くからそれなりの大企業が集積しており、また、県内に居住しておれば、容易に通勤することができた結果であろう。 ここでの年金について、各都道府県の年金月額加重平均を求めると、富山県は、3番目に大きい。ちなみに、最も大きいのは神奈川県、次いで滋賀県となっている。 富山県の年金の加重平均が大きいのは、相対的に月額平均が大きい厚生年金の割合が大きいこと、および国民年金の月額平均が大きいことに因っているといえよう。 (統計データ) 関連項目に戻る (Jan.03,2023) |