かなり大きい年金額
| 全国 | 富山 | 都道府 県順位 |
国民年金(円) | 56,479 | 60,034 | 1 |
厚生年金(円) | 145,665 | 138,775 | 23 |
受給者率(%) (厚生年金) | 32.1 | 37.2 | 2 |
加重平均(円) | 85,102 | 89,331 | 3 |
厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」 両保険の老齢年金のみ 2022年現在 |
以下は、厚生労働省「令和3年厚生年金保険・国民年金事業の概況」による厚生年金(通算25年未満を除く)及び国民年金の老齢年金について整理したものである。なお厚生年金には基礎年金を含んでいる。
厚生年金通算25年未満や共済年金は含まれていないが、富山県なりの年金受給の状況を概ね理解することができよう。
国民年金月額は、富山県は都道府県の中で最も大きい。これは、富山県民は、貧困にある者が相対的に少なく、年金制度に基づいて、几帳面に保険料を納め続けてきたということであろう。
厚生年金の平均月額については、富山県は23番目の大きさとなっている。
相対的に年金が大きいのは、大都市圏の都府県である。
ここで整理した年金受給者のうち厚生年金の割合は、富山県は37%で都道府県の中で2番目に大きい。因みに最も大きいのは福井県である。
富山県については、古くからそれなりの大企業が集積しており、また、県内に居住しておれば、容易に通勤することができた結果であろう。
ここでの年金について、各都道府県の年金月額加重平均を求めると、富山県は、3番目に大きい。ちなみに、最も大きいのは神奈川県、次いで滋賀県となっている。
富山県の年金の加重平均が大きいのは、相対的に月額平均が大きい厚生年金の割合が大きいこと、および国民年金の月額平均が大きいことに因っているといえよう。
(統計データ)
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(Jan.03,2023)
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