地球温暖化対策を素直に考える

 地球温暖化による多様な異変が進みつつあり、最早、生態系の崩壊は避けられない状況となっている。
 不都合な事実を避けずに素直に考えれば、今、できることは、崩壊に直面して少しでも混乱を避けることであろう。

 まず、温暖化ガスの排出については、殆どゼロとなるようしなければならない。
 一人ひとりは、物の消費を極力削減していく必要があり、特に、温暖化ガスの排出が多い、自動車や飛行機の利用は極力控える必要があるし、多様な物の消費も抑制していく必要がある。
 このため産業活動については、自動車産業や観光産業、あるいは消費を喚起する広告産業などを抑制していく必要がある。景気浮揚などという発想は改めなければならない。(「健康のためには死んでもいい」などという発言は受け入れられない・)
 残していくべき産業活動としては、人の日常生活に欠かせないいわゆるエッセンシャル産業であり、食糧生産に必要な諸活動にも配慮する必要がある。

 他方、諸活動の鎮静化のためには人口の削減が最も効果的であり、これ積極的に展開していく工夫が求められよう。今後の食糧の可能性を考えれば避けられない事実である。生態系の維持のために外来生物を排除すべきという考えがあるが、「人」こそ排除されるべきなのだろう。

 それでは、新たな社会をどう形成していくのか。
 具体的には、小規模の集団で、多様な資源を共有し、互いに支え合って生きていくこととなろう。

Sep.10,2023

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