戦災の記憶

 終戦80年を契機に、戦災の記憶を思い起こし、二度と起きないように伝えていくことが必要と盛んに議論された。
 これは、自らが災いを受けたくないというと、同時に、他者にも与えないという思いを持つことが素直な発想であろう。
 とすれば戦争放棄に繋がる。
 しかし、昨今の世論調査では、軍備の充実を肯定する者が次第に増加している。
 ここには矛盾した発想か同居しているのではなかろうか。
 どうも戦争について深く考えていないような気がする。

Aug.16,2025

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