安楽死と経済活動の縮小

安楽死(2024.01.22)

 生物は、生き続けるようにできており、これを自己否定することは、極めて厳しい。安楽死は、終末期に激痛等が生きたい欲求を上回った際の尊厳死についての考え方である。

 今、地球温暖化による混乱が起こりつつある。そして今後多様な争い、飢饉が起きることも確実だ。

 現状では生きていること自体が、温暖化を促進することになっている。また、混乱の中で人々は互いに争い始めており、小生自身の基本的欲求「仲良く生きたい」も満たされ難くなっている。

 こうした状況の中では、普通の健康な人が安楽死を求めることもあり得るのではなかろうか。
 取り敢えずは慎ましく生き続けることを選んでいるが、極端な猛暑日が続くなどすれば、安楽死を考えたくなるかもしれない。

 ただし、他者の行動に影響を与えないようにすることが難しい。いろいろな人を社会に役立たないと規定して、安楽死を勧め、強制することになり兼ねない。

 このため、今後、如何にして経済社会の活動を縮小させていくか、あるいは縮小を受け入れていくか、先を見通した対応が必要である。しかし、現時点では、このような活動縮小の発想は顕在化していない。また、社会の対応能力も脆弱化しつつある。今後の混乱は確実であろう。

Aug.03,2025

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