芸術にどうかかわるか小生、芸術全般に知識が乏しく、自ら創ることはもとより、鑑賞することにも疎い。芸術とは何か。人々の感動を呼び起こすもの(美)を人の手によって創る活動全般を指すと言えないだろうか。ただし、人と人の関係性の中で感動をもたらす善に関わるものは除外しておきたい。 この芸術の評価については、多くの人の中で共通する部分も多く、芸術談義が可能となる。 しかし、最終的な評価は各自の主観的判断に委ねられる。この主観は、各人の経験で広がり、厚い判断がなされるようになる。経験が乏しいと薄い判断にとどまらざるを得ない。これは良し悪しではないが、各人の内面的豊かさと関係してくる。 この薄い厚いは、例えば、飲食物の評価で、単に「美味しい」と言うのみか、様々に説明できるかの違いである。これは、誰もが日々体験しているものであり、意味が分かり易いだろう。ただし、飲食物の創造(料理)を芸術に入れるかどうかは議論がある。 小生自身は、芸術全般についての経験に乏しく、感受性が極めて貧弱で薄いものに留まっている。しかし、後期高齢者の今になって、多少とも厚くしたいと考えており、ピアノなど少しは楽しく弾けるようになってきたつもりである。 Jan.10,2024 表紙に戻る |