富山薬窓会 富山・石川合同支部 本文へジャンプ
前支部長石黒龍太郎様 創立当初のご挨拶

 
富山薬窓会 旧富山県支部・旧石川県支部の皆様には、お変わりなくお過ごしのことと、お喜び申し上げます。
 私は、平成15年春より、松井竹史・前支部長のあとを受けて、富山県支部長を仰せつかっていた、石黒と申します。
 このたび開かれた富山・石川合同支部の発足総会におきまして、はからずも支部長にご推挙いただきましたので、これまでの経緯を含めて、一言ご挨拶を申し上げます。
 薬窓会本体は、学部・修士・博士課程の卒業生と先生方合わせて約9000人を擁する大所帯ですが、富山県支部はそのうち約1割を占めています。これまで、会員相互のコミュニケーションと親睦を図る目的で、施設見学会や植物観察会、母校の先生方や同窓の先輩方をお招きしての講演会などを開いてきましたが、会費授受・予算規模、連絡や情報伝達の難しさ、イベントの魅力が薄いことによる参加率の低さ・などがネックになって、本部のお膝元にしては今ひとつ独自性と盛り上がりに欠けるところがありました。
 そんな中、昨年春、石川県支部の中谷隆正さんから「同じ悩みを抱えている支部同士が相寄り、合体して進んでいったら如何ですか?」とのご提案がありました。
 当初は「北陸支部」として北陸3県を統合したら・というご意見もあり、福井県支部さんにも打診したのですが、「距離的に遠すぎるので、遠慮したい」旨のご返事でしたので、福井県支部さんとのことは先送りすることにし、当面は、会員数約180人の石川県さんとだけご一緒することになりました。石川県と富山県は歴史的・地理的にも近い関係にあり、学術・文化的な交流も盛んなこと、そして、おりしも新幹線が金沢まで開通することもあって、合体の機運が整ってきました。
 最初の取りかかりとして、木津治久先生・中谷様のお世話で、昨年秋、「プレミーティング・交流会」を、金沢市で開いたところ、「合体しても何とかいけそうだ」ということになり、この春に薬窓会本部にも認めていただいた上で、このたびの富山・石川合同支部発足総会となり、出席者約50人のご承認を得て、正式な発足となりました。
 なお、支部長の選出では、不肖・私石黒が、かねてから富山県支部長をつとめていた経緯もありご指名いただきました。力不足ですが、微力を尽くさせていただきたく存じます。
 当日は、そういう意味合いからエポックメーキングな日になり、いつもより多くの会員、そして母校の先生方にもご参加いただきました。この日のためにいろいろとご準備とご協力をいただいた両県の幹事役の皆さんに厚く御礼と感謝を申し上げます。
  このあとは、若い人達を含む多くの会員諸氏の参加が得られるよう、魅力あるイベントを企画し、薬窓会のお膝元に恥じない支部活動を行って参りたいと存じます。何とぞ、両県在住の諸姉諸兄の積極的なご協力とお引き立てを賜りますよう、よろしくお願いします。
                                         2013年7月  
                                      富山・石川合同支部
                                     支部長 石黒 龍太郎