◆白虎隊

1868年に勃発した会津戊辰戦争に際し、新政府軍に対抗するため会津藩が組織した17歳以下の武家男子によって構成された青年組織。

白虎隊は当初、15歳〜17歳だったが15歳は戦闘不向きという理由ではずされるが、伊東次郎と飯沼貞吉は年齢を偽り白虎隊にとどまった。

会津藩の軍制は、年齢別に編成され玄武隊(50歳以上)青龍隊(36歳〜49歳)朱雀隊(18歳〜35歳)
白虎隊(16〜17歳)に大きく分けられ身分の高い方から士中・寄合・足軽隊に分けられていた。

白虎隊は約340名いて、身分により士中一番・士中二番・寄合一番・寄合二番・足軽隊の5隊に分けられた。

白虎隊はあくまで警備隊であったため、出陣することはなく毎日、訓練を続けていた。

37人からなる士中二番隊の20人は、戸ノ原口で隊長とはぐれてしまう。
劣勢の中たどりついた飯盛山で、市中火災を鶴ケ城が落城したと勘違いして次々と自刃。
一命を取り留めた飯沼貞吉を除き、全員が死亡した。



酒井峰治

会津藩士・酒井安右衛門の次男。
病弱な母に「会津武士の誇りとして立派に死ねるように」と厳しく育てられる。
出陣後の戦闘状態の中で、本隊とはぐれ飯盛山中を彷徨。
平成5年、手記が発見される。



篠田儀三郎

会津藩士・篠田兵庫の次男。峰地の親友。
「生きて帰ってこい」という、当時としては珍しく愛情を注ぐ母に育てられる。
性格は至って正直で、幼い頃から約束を破ったことがなかった。
11歳の時に、二新館尚書塾1番組に入学。
信義も厚く、友人たちから信頼を得る存在。
戊辰戦争の時には、白虎士中二番隊の副隊長(導)に任命され、
出陣の歎願書を代表として軍治奉行に提出しに行った。
隊長とはぐれた際、儀三郎が指揮をとり飯盛山まで逃れた。



伊藤又八

峰治と儀三郎と仲が良い。
「武士らしい誇りを持って死ぬ」という儀三郎に対し
「簡単には命をすてない」という主張を持っている。




新春ドラマスペシャル  2007年1月6日・7日 2夜連続放送
白虎隊
CAST
酒井 峰治(白虎隊士) 山下 智久 杉山 栄太郎
酒井 新太郎(峰治の子孫) 山本 覚馬 松重 豊
篠田 儀三郎(白虎隊士) 田中 聖 日向 内記 的場 浩司
篠田 雄介(儀三郎の子孫) 世良 収蔵 渡辺 いっけい
伊東 又奴(白虎隊士) 藤ヶ谷 太輔 浅井 小夜子 黒木 メイサ
酒井 しげ(峰治の母) 薬師丸 ひろこ 山本 八重子 中越 典子
酒井 もん(峰治の祖母) 野際 陽子 飯沼 貞吉(白虎隊士) 崎本 大海
篠田 しん子(儀三郎の母) 若村 真由美 永瀬 雄次(白虎隊士) 辻本 佑樹
西郷 頼母(会津藩家老) 小林 稔侍 石田 和助(白虎隊士) 橋爪 遼
西郷 千恵子(頼母の妻) 浅野 ゆう子 津田 捨蔵(白虎隊士) 斉藤 祥太
松平 容保(会津藩主) 東山 紀之 西川 勝太郎(白虎隊士) 冨田 翔
照姫 和久井映美 庄田 保鉄(白虎隊士) 栩原 楽人
板垣 退助 片岡 鶴太郎 安達 藤三郎(白虎隊士) 鯨井 康介

「白虎隊」衣装展示