百万石行列 素戔鳴神社(すさのおじんじゃ)に伝わる御遷宮に合わせて 20年に一度行われるもので、江戸中期に加賀藩から赴任した東猪谷関守が藩祖・前田利家公の大名行列をまねて、御遷宮を祝ったのが始まりとされる。  行列は、なぎ払いを先頭に、塩まきの清浄役、きらびやかな衣装の左大臣・右大臣、長ひげの化粧をした奴(やっこ)、金蔵獅子、曲獅子、みこしなどが続く。踊り手やみこしの担ぎ手を含めた総勢70名ほどが、「イャサ‐ノサ、ソ‐ライ」の掛声や、笛、太鼓の音色に合わせて山里をゆっくりと練り歩く姿は実に華やか。長刀を持った武者や、纏(まとい)、槍、鉄砲、弓などを持った法被姿の奴たちも威勢がよい。