この分水工により常願寺川農業水利は、常東用水と常西用水に分水され富山市、立山町、舟橋村に配水されています。
昔、常願寺川には23ヶ所の取水口があり、流れの強い左岸も多くの取水口があったため流れが滞り、土砂が堆積して川床を高め、たびたび氾濫が起きていた。明治政府はオランダの土木学者デ・レーケにたのみこの多くの取水口・用水群を1本にまとめ、取水口を上滝(扇頂部)へ移動させた。
上流を眺めると当初登山予定の尖山が見えます