飛鳥時代以前には日本の女性も首飾り、耳飾、腕輪などの
装身具を着用する習慣があったようですが、
着物の布地の発展と共に、次第に身につけられなくなりました。
現在も使われている「アンティークジュエリー」は、
ほとんど欧米の女性が身につけた物です。
もしも別の歴史があったら数百年前の日本の女性は、
どんな装身具を使ったのでしょう?
色々想像するのは楽しい事です。
古い仏教美術などを見ると、創造力がかきたてられます。
欧米のデザインを真似るのではなく、
日本の大人の女性に似合う、身につけやすい
蜻蛉玉のジュエリーを目指して制作しています。
既製のビーズは使わず、小さなビーズも全て私が作り
色合せを考えながら、一つの作品が仕上がるまでに何度も組み替えます。
たいへんな時間と手間が掛かりますから、
誰でも気軽に買えるお値段ではないかもしれませんが、、
糸替えをすれば数百年は優に使えますので、
数年楽しんだら処分ではなく、母から娘へ、その娘へと
大切な人に受け継ぎながら、長くお使い頂けたらと思います。